これまで、企業と病院・介護施設で延80位の事業所でカイゼン活動をコンサルティングしています。チョット、プチ自慢します。最近のカイゼン活動コンサルティングは、継続ケアさえできれば、ほぼ成功確率は90％以上です。理由は簡単。最初の動機づけに相当の時間を取り、他社のカイゼン事例を詳細に教えているからです。

カイゼン活動の魅力は、その導入のしやすさにあります。QCや提案制度と違い、どちらかの相当な負担を強いる必要がないからです。

でも、取り組みやすいと言うことは、簡単に止めやすいとも言えます。私のカイゼン活動コンサルティングは、最低でも3年、長い所では10年も続いています。それは、継続ケアを毎月実施しているからです。いわゆる、カイゼン活動のモニタリングです。

もし、会計事務所職員やコンサルタントを生業としているなら、是非カイゼン活動コンサルティングを支援アイテムに増やすことをお勧めします。但し、正しい手順とカイゼン実例の有無が成否のカギです。

カイゼン活動コンサルティングを上手く行かせる為には事業所の管理者や従業員に説明する実例が必要です。彼らはそのカイゼン実例を見て、「なるほど、それなら自分にもできそうだ」と心理のハードルを下げるのです。そして、動機づけですが、カイゼン活動の目的が「カネ掛けず、現状の設備、人員、環境で、知恵と工夫で、より楽に、より高い品質で、自分達の努力で良くする」ことです。まあ、経営者からすると、とても都合が良い話です。だから、動機づけが悪いと、従業員は「やらされ感」から自発的にならず、結果不発に終わります。

見様見真似でコンサルティングするのも経験学習と言う観点から言えば、正しいですが入口で失敗すると、せっかくの良い方法もあだ花になるので、そこは基本通りした方が得策です。