嶋田利広ブログ

コラム

売上の低いコンサルタントが忙しい理由

『コンサルタントは忙しい位が丁度いい』って言うが、忙しすぎるのも考え物

コンサルタントの忙しさにもいくつかパターンがありますね。

  • 本当に仕事(生産性に直結した仕事)で忙しいのか
  • しなくてもよい仕事で忙しいのか
  • 準備(仕事の為の事前段取り、作業)で忙しいのか
  • 移動時間が多くて忙しいのか
  • 仕事につなげる為の付き合いや人脈作りで忙しいのか

忙しさにもいろいろあります。一番、ダメなのは「何か分からないけれど、忙しい」ということですね。

しかし、面白いもので、コンサルタントの世界にも

『生産性が低いのに、忙しい人』

『生産性が高いのに、あまり忙しくしていない人』

がいます。

前者がドンドン「貧乏暇なし」に陥り、後者は「ドンドン新たなスキルを身につけ、受注拡大」につなげます。

売上の低いコンサルタントが忙しい理由①…いつでもどこでも連絡が取れる状態

日曜日でも、深夜でもお構いなしにクライアントから電話がかかり、対応しているコンサルタントがいます。それが顧客サービスだと思っているのでしょうか?何故、コンサルタントのプライベートを無視して、クライアントが電話をしてくるのか?

それは、簡単です。「電話にでる」からです。

電話に出なければ、クライアントもそれ以降電話をしてきません。問題は「何故、いちいち電話にでるのか?」です。コンサルタントへの依存心が高いのか、またはコンサルタントがそのように躾けているからです。それと、やはり小規模企業の社長なんかは、そういう傾向が多いですね。だから、「生産性の高いコンサルタントは小規模零細企業のクライアントがない」訳です。

売上の低いコンサルタントが忙しい理由②…「費用を貰えないのに代行業務をしている」

本来なら、クライアントがすべきことをコンサルタントが代行してあげている業務です。しかも、事務やパートでもできる事を、わざわざコンサルタントがしているのです。しっかりした売上が貰えれば良いですが、ほとんど無償です。やはり、コンサルタントは自分の時間を安売りしてはいけないと思います。これも小規模零細企業がクライアントだと起こりやすい傾向です。

売上の低いコンサルタントが忙しい理由③…「低価格顧問料なのにたくさんの時間を費やす」

これは時間単価を意識していないのか、クライアントに良いように使われているのか、です。例えば月額5万円しかもらっていないのに、

  • 訪問してのコンサルティング時間=5時間
  • 訪問前の準備作業時間=2時間
  • 途中での電話やり取り、依頼事項の作業=延2時間

だとすると、合計9時間もかかっています。それを5万円の単価で割れば。1時間当たり5500円。これでは、プロの仕事ができません。最低でも1時間1万円以上です。ブランディングができているプロは1時間あたり2~5万円あります。

売上の低いコンサルタントが忙しい理由④…価値観の分からないクライアントは値段を叩く

コンサルタントをよろず相談役とか、何でも屋とか、いろいろ文書にしてくる代書屋みたいに思っているクライアントがいます。そして、いろんなことを相談して、いろいろ業務をお願いする割には、金額が安い訳です。これは価値観の問題です。

クライアントからすれば、

「月額10万円も払っているんだから、これも、あれもしてよ。うちのパートと同じ月額なんだから…」

と、まるでパートは社員の時給と同じ感覚なんです。正直に言います。

そんなクライアントは早く見切った方が将来の為です。こんな価値観の分からないクライアントに振り回されれば、売上も少ないし、ストレスが相当で負担ばかりです。しかし、これもやはり小規模零細企業の社長に多い特性です。

という事は、小規模零細企業の価値観の分からない社長をクライアントにし続ける限り、このジレンマからは脱出できないという事です。

この解決策はブランディングして、より規模の大きいクライアントから見つけられるようにマーケッティングすることですね。

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