惑わされてはいけない。コンサルタント養成講座の実態
最近、「コンサルタントになりたいブーム」なのですか? 私のSNSの広告にも、「コンサルタントになる為の○○セミナー」とか「売上○億円企業をつくるコンサルタント養成」「コンサルタント養成大学」見たいな、広告が頻繁に入ってきます。決して、それらの講座がダメと言うわけではありません。
ただ、コンサルタント経験がない人が、そういう総花的なコンサルタント養成講座を受講したからと言って、「誰でもコンサルタント」に直ぐなれると思い込んでいるとしたら、それは不幸です。こんなにコンサルタントがウヨウヨしている中(一説には10万人もいるとか)で、経営者も「どのコンサルタントが良いのか分からない」状況です。 何故なら、私を含めて、どのコンサルタントも、良い事を言いますから(笑)。
で、コンサルタントになる為に、経験のない方が、コンサルタントのイロハから学ぶ研修やセミナーに人が殺到している訳ですが、チョット立ち止まって考えてください。私の知り合い、それも3名から、その手のセミナー(全部違うセミナー)に参加した方から、異口同音聞かれる感想を先ずはご紹介します。
- 「セミナーは素晴らしかった。テキストも充実していた。やっぱり東京まで研修にいった甲斐があった」
- 「さすが、大手コンサルタント会社ですね。ノウハウ、ツールもしっかりしていました」
- 「診断士の勉強では学べない事ばかりで、良い経験になりました」
いかがでしょうか? 素晴らしい感想ばかりです。 皆、結構高額なセミナーに参加したようです。 これだけの感想だったら、私も「やはり、東京のコンサルタント養成講座は凄いんだな」と感心したでしょう。でも、私が次の質問をした瞬間に、受講者の声が曇りました。
私「で、どう使うの?どう生産性を上げるか?それでクライアントは確保できそうか?」 すると、受講生たちは、 「勉強はしたんだけど、後は自分次第ですね。それは、講師も言っていました。」 「成功例は凄く学んだけど、自分のレベルよりかなり上の話しが多かった見たい」 と。
確かに学びにはなった訳ですが、実践となると別問題なのです。
それはどうしてか? セミナーでは、「コンサルタントとして差別化せよ」と言っているが、総花的な具体的スキルや実例をいくら見せられても、実際は使えない事が多いと言う事です。コンサルタント養成講座は、何が目的で、取得できる具体的なノウハウは何か、明確でないといけません。 特定スキルに絞ったものなら、良いですが、「誰でもコンサルタント的な」養成講座には、正直、疑問があります。
私が以前学習した「セールライティング」のような具体的なスキルなら、その活かし方もイメージできますし、受講後即、活かせます。 しかし、「コンサルタント基礎能力講座」とか「売上を上げるコンサルタント養成」などと言われても、恐らく勉強をしただけで終わります。 使えるコンサルタントスキルとは、実践で使え、名刺やWebに具体的なノウハウが書ける事です。 だって、一番大事な事は、「あなたは何が他のコンサルタントと違うのですか?」と見込客の経営者から質問されたら、あなたは何と答えるのでしょうか? 幾ら言葉を並べても、相手の心には響かないですね。 響かなければ、見込客は、次もあなたに会いたい、相談したいとは思わないのではないですか?
皆さんご注意を。
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