嶋田利広ブログ

中小企業のコンサルティング

仕事始めの時にコンサルタントの役立ち方

新年の初めにコンサルタントが行う活動とはどんなものがあるでしょうか?面白いエピソードをご紹介します。私の長年のクライアントでのも話です。

その社長は新年の仕事始めの時に全社員に新年の方針説明をします。これは決算後の新事業年度とは別に、新年だから思いを新たに経営者の思い、会社の方向性を伝えたいという事で、長年続けている恒例行事です。従業員も4月の新事業年度の初めの「事業方針」よりも、新年の社長挨拶の方を意識しているようなので、中身はかぶりますが、従業員も真剣に聴いている訳です。そこで、この新年の社長あいさつはどのように決めているか、というと、実は12月の最後の経営会議や社長面談でコンサルタントと協議して決めている訳です。

新年挨拶の内容はこうです。

  1. 来年の経済動向
  2. 自社を取り巻く環境変化でどんな事が予想されるか
  3. 自社の経営方針
  4. 各部門の方針
  5. 全社員向けの努力目標

の5点です。

その中で、1の来年の経済動向については、コンサルタントが事前に整理します。私の場合、各種の経済雑誌、Webからその情報を箇条書きで整理して、その社長に渡します。そして、社長が書いた挨拶の内容をチェックします。決して、危機感ばかりを言わず、冷静に頑張る点とできている点を伝えるのです。毎年のことながら、社長の「ゴーストライター」として続けていますが、ひとつのルーチンとして大事なことだと思います。

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