コンサルタントのアイデアはどこから出すか?
決して、コンサルティングとは、奇抜なアイデアを提案する事ではありません。本来は十分な分析とロジック(論理的な根拠)を積みあげて、提案をすべきです。しかしそうは言っても、随所に「アイデア」や「ヒラメキ」が必要な場合があります。アイデアやヒラメキの有無は、確かにそのまま提案力に比例します。では、どうやればコンサルティング現場で「アイデア」や「ヒラメキ」が出るようになるのでしょうか?
雑誌、本、TV番組からアイデアを利用する方法
私の場合、このパターンが多いですね。特にTVのバラエティー番組や情報番組を何気にみているのですが、「面白い」と思った瞬間、「この情報は、あのクライアントの●●の提案に使える」とイメージします。つい先日も、朝のニュース番組で、人気飲食店の裏サービスの特集をしていました。時間は5分位の特集です。いくつかの飲食店の裏サービスを見た時、記憶の保管庫には入ったようです。
どういう事か?その翌日はクライアントの外食企業へのコンサルティングが入っていました。「これは、ヒントになるな」と思った事で、私の脳の記憶の保管庫に入ったんだと思います。当然、そのクライアントの会議でのテーマで「メニューを増やさず、裏サービスでファンを増やし、単価を上げる方法」と言うテーマにピッタリだったわけです。
アイデアは過去のコンテンツに隠されている
アイデアをいろいろ考えてもなかなか出てきません。しかし、過去のコンサルティング事例やその時の議事録などのコンテンツを見ると、「これは、今でも使えるな」と思う事があります。多くのクライアントを抱えるコンサルタントにとって、すべての記憶がある訳はありません。あるのは、過去の記録だけです。
「そういえば、この件に類似した内容が、3年位前にA社であったな。ちょっとデータを見てみるか?」みたいな事から、紐解くと、アイデアにつながる事があります。だから、議事録やアウトプットのデータを自ら入力し、PCの保存しておくことは重要なんです。
アイデアは人との会話から生まれる
1人で悶々と考えてもヒラメキは出ませんね。しかし、クライアントの経営者や幹部と何気ない会話をしている時、ふと「アイデア」が沸く事が結構あります。たぶんが脳が刺激され、記憶の保管庫の扉が開いたんでしょう。しかも、それがそのクライアントに関係するアイデアとは限りません。もしかしたら、違うクライアントに関するアイデアの場合もあります。そんなときは、ササッとメモを取り、記録しておく事ですね。後から記録しようとすると、もう忘れてしまっている事が何度もありました。
アイデアを出す為の特別な学習は不要?
ある会計事務所の幹部からこんな質問を受けました。「先生、どうしたら先生のように、アイデアやヒントが生まれるんですか?どんな勉強したらいいですか?」と。そこで私が答えたのは
「特別な勉強はいりませんよ。新聞やTV、経済雑誌なんかを読む習慣させつけて、その記事を見た時、『この記事はあの顧問先に言ったらいいかも』見たいな読み方をすれば、アイデアなんてドンドンでますよ。」と
実際にどこからヒントを得ているかと言うと、決まってないのが実態です。だからアイデアだけを学習する事には、私は否定的ですね。
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