2025.4.4 コンサルティング現場で生成AIコンサルティングチェーンプロンプトを使う注意点
経営会議や研修などで生成AIを使う為にコンサルティングプロンプトでその場で生成することが増えています。
特に単発の情報検索なら、そうでもないけど、推論が必要な複雑なものは、チェーンプロンプトが必要です。
ただ注意が必要なことはそれ以外にも結構あります。
実際にコンサルティング現場で使うなら、これから言うことを念頭に置いて、「生成AIが完ぺきではない」と割り切って付き合うことです。
1,一度で最高の答えは出ない
コンサルティングチェーンプロンプトがいかに精度が高くても、一発で思うような生成物がでないことの方が多いです。
単純な検索や調査結果なら、一発で十分ですが、戦略や計画、マニュアルなどの推論が必要なものになると、何回かチェーンプロンプトをトライ&エラーを繰り返さないと上手くいきません。
だから生成AIを過信して生成物が大したことないと、「なんだ やっぱりダメじゃないか」と決めつけてしまう方もいますが、そんなに簡単なことではないのです。
先日も私が開発した「経営計画作成チェーンプロンプト」を会計事務所の職員に実際の顧問先のプロファイルを入れて、生成してもらいました。
すると、プロファイルの情報量次第で、成果物が全く異なります。
職員に言ったのは
「このチェーンプロンプトだけで、完全な経営計画はできないから、自分なりにもっと必要な情報を入れて欲しい。
そして自分の目指す生成物になるようにプロンプトを工夫する習慣ができると生成AIの活用が上手になる」と。
2,一般論の解答が続くと、経営者の反応が悪くなる
プロンプトが抽象的だと回答も一般論の域を出ません。
その一般論を経営者の前で何回か生成すると、経営者から
「生成AIってやっぱり大したことないですね」と言われます。
先々月、私が顧問先での会議で商品の市場調査や消費者ニーズに関する具体的なアイデアを出そうと生成AIにプロンプトを入れてみました。
するとその顧問先の営業部長が
「我々が日頃思っていることですね。それ以上の解答は機械には無理ですよね」
と。
それは私がもっと丁寧にプロンプトを創れば違った結果になったのですが、取り急ぎプロンプトを入れた事で、大した回答がでなかったのです。
それを見た営業部長は、この段階では生成AIを積極的に活用しようとは思わなかったわけです。
3,Excelなどの表形式にできないことがある
我々のコンサルティングチェーンプロンプトの生成物は表形式にして、見やすくしてもらうように指示します。
しかし無料版を使うと、「その表結果をExcelにして」と指示をしても上手く出ないことがあります。
右上の「ダウンロード」をボタンを押しても上手くいかないことも。
有料版でもたまにあります。
その場合GPTだけでなく、Geminiを使うようにしています。
Geminiならスレッドシートの表示があるので、それをエクスポートすればスプレッドシートがでてきて、それをExcelにすればいいので。
一つだけの生成AIエンジンに頼らず、複数持つことが必要かも知れません。
ちなみに私はまだいろいろな生成AIエンジンの知識が高くないので、GPTとGeminiだけです。
4,無料版は直ぐトークンが使えなくなる
会計事務所の生成AIプロンプト研修をしていると、ほぼ全員無料版を使っている為、機能が制限されるだけでなく、ある一定数量を使うとすぐに生成作業ができなくなります。
単純な検索や調査ならいいですが、コンサルティングチェーンプロンプトは入力する文字数も多いし、アウトプットする文字数も多くなります。
トークンとは、単語や記号、語の一部などの細かい単位で、例えば:「経営コンサルタント」=だいたい5トークン前後になります(この計算は大体のようです)
日本語400字程度 ≒ 200〜300トークン
で無料版は1回当たり質問+回答で4000トークンと言われ、1日当たりの使用上限は明示されていませんが、高負荷の場合「後でもう一度試して下さい」と表示されるようです。
だから、顧問先ではコンサルティングチェーンプロンプトで推論が必要なものを生成したい場合は有料版がおススメです。
5,実施した時期により回答が違うことがある
これは生成AIのアルゴリズムによる変動らしいです。
1時間後に違うスレッドを立ち上げて同じプロンプトを入力しても若干表現が異なるのはその為と言うこと(詳しい技術的なことは分かりませんが)
またGPTとGeminiでは生成される表現も違うので、時間があればその合体版を何回かチェーンプロンプトにするとより精度の高いものになります。
生成AIのコンサルティングチェーンプロンプトはとにかく時間あったら、遊び気分で何回もトライ&エラーを繰り返すことで上手になっていくようです。
我々がWeb検索を普通に使うように、生成AIを普通に使い、生成AIがどんどん活躍する時代(AGI=さまざまなタスクに対して人間と同様の知識や能力を持ち、独自の学習や問題解決ができる能力を持つ)がすぐそこに来ているのでしょう。
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