コンサルティング現場で即使える生成AIのチェーンプロンプトを開発中です。

先ずは得意分野の「クロスSWOT分析」のチェーンプロンプトが完成しました。

どういう感じでチェーンプロンプトができたのかを少し紹介します。

チェーンプロンプトそのものは、4月4日(金)の『コンサルティング現場で使う生成AIプロンプト公開とAIコンサル体感研修』で公開します。

（この研修の詳細は　https://re-keiei.com/blog/consultant-office/2145-ai-4.html　）

１，「強み分析」も取り敢えず生成させる

強み分析は実際のヒアリングでしないと意味がないと思っていましたが、「強み」の基礎情報は入れて、その「強み」がどう活かされるかを生成AIに学習させると、「強み深堀」の結果が生成されます。

「強み」に入れる内容も、一般的なものより、RE式に「強み質問」の方が効果的だと認識できました。

どの企業も「強み経営資源」の第1位は「既存顧客」です。

既存顧客やチャネルを深堀したファクトを列挙し、それが「強み」と言える理由まで記載します。

次の「強み経営資源」は「既存商材・技術」です。

これもファクトで整理してAIに知らせます。

「強み分析」では生成AIを使おうが、ヒアリングで行おうが、大事なことは「ファクトの裏のファクト」を浮かび上がらせることです。

２，「機会分析」はRE式が有効

「強み分析」を読み込ませた後、それを考慮した「機会分析」を生成AIで作成します。

「機会分析」のヒントは、PESTLE分析でもそれなりに出てきますが、やはりマクロの表現のレベルになることは否めません。

よりミクロで「機会」を出したいなら、RE式が有効です。

RE式の「機会分析」とは

⑴Bランク、Cランクのニーズ

⑵予期せぬ成功

⑶顧客の困った事実

⑷削ぎ落としの低価格品ニーズ

⑸かゆい所に手が届く高価格品のニーズ

⑹他社にまねをする2番煎じ

この6点について、複数の要素で生成させます。

「強み分析」での情報も入っているので、「強みを活かした機会」を生成AIは出そうとします。

３，「積極戦略」はその書き方まで指示

そして「強み」と「機会」を読み込ませて、その掛け算である「積極戦略」を生成AIに導かせます。

その時原則として「商材中心」に「積極戦略」は誘導します。

商材とは商品サービス名をベースに、その売り方、付加価値の中身、ターゲット、マーケティング、製造販売プロセス、単価、原価まで指示します。

これも変数を使ったフレームで指示すると細かく出してくれます。

ただ原価は、原価だけでもチェーンプロンプトをしない限りいい加減なレベルですが、参考にはなります。

この「積極戦略」はKSF（重要成功要因）と言い換えても良いので、「強みと機会」の掛け算を20個出して欲しいと言えば、20個出してくれます。

現実には7個もあれば十分で、その中から経営者、幹部と議論しながらチョイスしていくカタチになります。

４，最終プロンプトはKPI 

この積極戦略にはKPI（重要業績評価指標）まで入れるように指示します。

KPIは主に「顧客視点KPI」と「業務プロセス視点KPI」です。

このKPIは商材とその商材の詳細毎に複数用意するように依頼します。

するとそれなりのKPI案を出してくれるので、後はそのKPIのレベルと内容が妥当かを議論して決めていきます。

これらの流れを1回のプロンプトでも生成はできるのですが、やはりチェーンプロンプトで段階的に読み込ませる方が精度の高いものになるようです。

4月4日(金)10:00～17:00　『コンサルティング現場で使う生成AIプロンプト公開とAIコンサル体感研修』を実施します。

東京会場とZoomで開催し、当日はノートパソコン持参頂き、GPTやGeminiを使いコンサルティングテーマ別のチェーンプロンプトで実際にアウトプットを生成してもらう体感研修です。

コンサルティングにそのまま使えるチェーンプロンプトは、「現在最高機密のコンサルノウハウ」となっており、コンサルファームでもコンサル個人でも、なかなか公開しないのが現実です。

しかし、そこをどんどん公開していくのが『RE-経営』です。

詳しくは下記に書いています。

https://re-keiei.com/blog/consultant-office/2145-ai-4.html

申込用のランディングページはないので、興味がある方は直接、メールで問い合わせください。

希望者には私（嶋田）との無料zoom面談で説明することもできます。

お互い日程調整後、Zoom招待状を送ります。