2026.2.27 コンサルティングチェーンプロンプト開発の裏テク

これまでは、コンサルティングチェーンプロンプトを開発する時は、最終生成物を決めて、それを因数分解して3~4段階のチェーンプロンプトを「頭でいろいろ考えてトライ&エラー」しながら開発してきました。
しかし、その「頭でいろいろ考えてトライ&エラー」も最初から生成AIを使えば、もっと簡単にできる訳です。
今回はあまりオープンにしたくないのですが、コンサルティングチェーンプロンプト開発の仕方の裏テクを少し公開したいと思います。
1,最終生成物の構造と内容を決める
●どんな生成物が欲しいのか?
●その生成物があるとどんな場面で何が良くなるか?
●その生成物を相手、指導する自分の詳細
これをまずGeminiやGPTに相談します。
すると、GeminiやGPTから最終生成物のアイデアが出ます。
それにベースに追加補正をして「最終生成物」のExcelを作成します。
そのExcelの空欄にはどんなものを書いてほしいかを自分で記載するか、GeminiやGPTに記載ポイントも書かせてもいいです。
2,Geminiにプロンプト基本公式を読み込ませる
同じGeminiやGPTのスレッドに「プロンプトの基本公式」をい読み込ませて、3のプロンプトを依頼します。
「プロンプトの基本公式」は2026.1.23 経営支援現場で精度の高い生成物を出すプロンプト公式 - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 を参照してください。
3,Geminiに段階的な段階別のチェーンプロンプトを作成を依頼
先ほどの最終生成物のExcelと「プロンプト基本公式」をPDFにして、追加ファイルに読み込ませます。
そして、下記のプロンプトを入れます。____と( )は独自に入れてください。
⑴#指示文
-実行タスクの定義(追加された『最終生成物の名前』を正確に出す為の段階的なプロンプトを作成をしてください)
-期待するアウトプットの方向性(プロンプトは3段階で、一つ一つのプロンプトは追加された「プロンプトの基本公式」に沿って作成してください)
-完了条件・ゴール(3~4段階のチェーンプロンプトを作成します)
⑵#生成AIの役割:
-あなたは_____分野で_____の経験がある____専門コンサルタントです。
_____の課題解決に______姿勢で_____に責任感をもって、_____の品質で有効な手段やメソッドを持っています。
-専門領域・知見レベル(どの分野の知識を前提にするか,専門性の深さ・範囲)
-思考スタンス・判断軸(どのような思考様式で考えるか、重視する価値観・判断基準)
-行動範囲・責任レベル(どこまで踏み込んでよいか、提案・断定・推測の許容範囲 -コミュニケーション姿勢(話し方・文体・距離感、ユーザーとの関係性)
-成果物への関与姿勢(アウトプットに対する責任感・品質意識、改善・再提案のスタンス)
⑶#参考情報(事実情報の整理)
-事実データ・与件情報(数値、定義、確定している事実、変更不可の前提データなど)
-背景・経緯(なぜこの依頼が発生したのか、過去の判断、これまでの流れなど)
-参考となる事例・ベンチマーク(類似ケース、成功例・失敗例、比較対象として使う情報など)
-用語定義・前提知識(解釈がブレやすい言葉の定義、共通認識として固定したい前提など)
-補足条件・判断材料(必須ではないが考慮してほしい情報、判断の精度を上げるヒントなど)
⑷#前提条件・制約条件
#-この回答には以下の前提条件を入れて下さい。
-前提となる立場・役割(AIがどの立場・視点で振る舞うか、専門性、職種、経験年数、思考スタイルなど)
-想定される対象・状況(誰向けのアウトプットか、利用シーン、背景条件、前提知識の有無等)
-目的・ゴールの明確化(この出力で何を達成したいのか、成果物の使われ方、判断基準等)
-制約条件・禁止事項(守るべき制限・やってはいけないこと、分量、表現、形式、前提ルールなど)
-出力仕様・品質基準(アウトプットの形式・品質の期待値、構造、粒度、トーンなど)
⑸#成果物
-成果物の形式・構造(出力の型・構成、見出し、段落、箇条書き、表など)
-情報の粒度・詳細レベル(どこまで詳しく書くか、抽象度と具体度のバランス)
-内容範囲・網羅性(何を含め、何を含めないか、期待される網羅レベル)
-品質基準・評価観点(良し悪しを判断する基準、正確性・再利用性・一貫性)
-利用方法・次アクション(どのように使われるか、次に取るべき行動との接続)
⑹#出力形式
-全体構造・レイアウト(出力の基本構成、セクション分け、順序)
-表現単位・書式(段落、箇条書き、表、コードブロックの使い方、視認性のルール、表形式)
-文体・トーン(丁寧さ、硬さ、専門度、読み手との距離感)
-分量・長さ(全体および各セクションの分量、冗長性の許容範囲)
-強調・区別ルール(重要点の強調方法、情報の区別の仕方)
⑺#文体指示
-基本文体・話法(です・ます調/だ・である調、説明調/断定調/提案調)
-専門度・語彙レベル(使用する語彙の難易度、専門用語の扱い方)
-トーン・温度感(硬さ、距離感、感情の有無、読み手への姿勢)
-表現ルール・禁止表現(使ってよい/避ける表現、曖昧語・主観語の扱い)
-.読みやすさ・リズム(文の長さ、構造、読解負荷の調整)
⑻#補足指示
-思考プロセスに関する指示(どのような順序・観点で考えるか,思考の進め方に関する指定)
-不足情報への対応ルール(情報が足りない場合の振る舞い、推測・質問・前提置きの可否)
-優先順位・重視観点(何を最優先で考慮するか、トレードオフ時の判断軸)
-再提案・改善に関する姿勢(修正・改善・代替案への対応、一回で終わらせるか、改善前提か)
-リスク・注意点の扱い(注意事項や限界の示し方、解を防ぐための補足、法的倫理的)
-指示の復唱はしないでください。
-余計な説明をしないでください。
-正確な情報ではない場合、曖昧な場合はその部分は回答しないでください。
このプロンプトを入れると、目的の生成物に至るまでの3段階のチェーンプロンプト案が出ます。
4, ダミーを入れてプロンプトの微修正
3段階のチェーンプロンプト案が出たら、どこかの会社の情報を入れて精度を確認します。
中身が思ったものと粒度が異なる場合は、各チェーンプロンプトの「#参考情報」「#前提条件・制約条件」を追加します。
そしてさらにトライ。
それでも2,3回やっても思ったようにならない場合は、再度新たなスレッドを立ち上げ、一から行いますが、既に前回のスレッドで修正追加されたチェーンプロンプト情報を使うので、今度は上手くいく可能性があります。
もう「頭で考えたチェーンプロンプト」ではなく、それ自体もGeminiやGPTに考えさせた方がスピーディー且つ精度の高いものが生まれるのです。







