6月18日熊本で管理者セミナーをしました。今回のテーマは「上司の本気を示す【叱り方】【反省とけじめ】のつけさせ方でした。2時間だけのセミナーでしたが、30名の受講者が真剣に聴講されてました。
このテーマにした理由は
- 「叱ると怒る」を混同している管理職が多い
- 聞き分けの良い上司が増えて、部下に真摯に向き合わない
- 叱りから逃げている幹部
など、実際のコンサルティング現場で、「弱くなった管理者」を立て続けにみてきたからです。決して旧態依然のパワハラとの区分けもつかないような管理者のマネジメントが良いとは言いません。
しかし、あまりに部下へ表面的な配慮をしている幹部が多いのです。「厳しく言うと辞める」 「叱るとすぐへこむ」 「厳しく言うと今後言う事を聞かなくなる」そして、部下の傍若無人な振る舞いを妥協する管理者も出てくるわけです。
このセミナーの冒頭で言った事です。「厳しく叱れない上司は、部下を真剣に育てないばかりか、部下へのストレスから自身のメンタルがおかしくなる。そして、自分自身を見失い」のです。正しい叱り方、そしてケジメのつけさせ方を理解して欲しいと思います。時には、部下と真剣に刺し違える位の迫力も長いサラリーマン人生には必要だと思います。その結果、その後マイナスが出たとしても、自尊心は維持できます。また、大義名分のある叱りは、必ず味方が出てきます。