【SWOT分析と事業再構築】決まった事を決まったように実行させるコンサルティング
しk
SWOT分析や事業再構築のコンサルティングをしていてよく感じる事があります。
どんなに、立派な経営戦略を作成し、金融機関も納得する経営計画書を作成しても、それはPDCAのウチのPに過ぎません。
多くの中小零細企業の問題点は会議で決まった事や社長が方針として出した事を実行しない事です。
「決まった事を決まったように実行する組織」にすれば、業績は必ず上がるでしょう。
しかし、いかに計画や企画を緻密に立てても、PDCAのDを徹底できないなら、それは成果は上がりません。
では、コンサルタントや会計事務所はどこまで、先方のDに対して責任を負うべきでしょうか?
1、決まった事を決まったように実行できない組織の特徴
何故、「決まったことが決まったように実行できない」組織になるのでしょうか?
しかも、事業再構築や緊急の経営改善が必要な企業なのに、です。
そこには「組織の仕組み」と「決まった事の正体」の2つの問題があります。
⑴組織の仕組みが悪く「決まった事を決まったように実行できない」
組織の仕組みとは役割やルールが徹底されていない事です。
ダメな組織では、
①決まった事のメイン担当者が不明
②担当者を決めても、その担当者が忘れても誰もチェックしない
③決まった事が何か、皆が確実にいつも見られるところに出されていない
④決まった事を実行しなくても、評価に影響がない
⑤きまった事をしても、誰からも褒められない
こういう状況の組織では、なかなか守られません。
⑵決まった事の中身が曖昧
決まった事の中身が具体性のないものは、やはり実行されません。
①決定事項が5W2Hに落とし込まれていない
②決定事項が即行動できるようなプロセスがなく、何から行動すべきかイメージがわかない
③担当と期限だけ決めて、「あとは自分たちで考えろ」スタイル
④決まった事が本当に効果的なのか、皆が疑心暗鬼になっていると実行しない
こういう特徴は大なり小なり、中小零細企業には多いものです。
2、決まった事を実行しない企業に限って、コンサルへ責任転嫁
コンサルタントが具体的な決定事項づくりを支援するのが、「経営会議指導」です。
そこで、5W2Hの決定事項捻出に一役買います。
ところが、先ほどの「決まった事を決まったように実行しない」組織では、いくら決定事項を出しても次に進みません。
それが何回も繰り返されると、経営者はコンサルタントに対して、
「先生の指導でいろいろ取り決めをしているが、行動に移さないので成果が出ません。もっと行動に移すような指導をしてくれないと困ります」
実際に過去私は言われた事があります。
その結果、解約に。
確かに「実行責任」はコンサルタントにあるのかどうか、微妙です。
本当に中小零細企業に寄り添うコンサルタントなら、中間チェックやイチイチ実行状況を確認して、指導するのが筋です。
しかし、10数社の顧問と部下のマネジメント、他にもたくさんの業務を持つコンサルタントにとって、なかなか厳しいのは事実(これは言い訳です)
実際にそういう事を言う中小零細企業は、やはり小規模が多いようです。
3、あるフレームでアクションプランの実行率が上昇
これまでもいろいろなフレームで経営計画、営業計画のアクションプランを作成して、モニタリングをしてきました。
ある企業では何故、アクションプラン通り実行しないのか確認したら、こんな声が出てきました。
①ゴールの言葉はわかるが、プロセスのイメージがわかないので最初の一歩が踏み出しづらい
②ゴールのイメージが曖昧だから、何のためにするのか見えない。だから従来業務ばかり優先する
③その作戦をすると本当に効果があるか、納得していない 等々
この回答は分からないではありません。
そこで、プロセス重視のアクションプランを使うことにしました。
そして、そのプロセスのアクションプランも細かく書いてもらい、部内でPDCAをしてもらうように。
すると、最初の一歩が以前に比べてかなり進みだしました。
そのフレームがこれ
企業の癖や仕組み欠如を乗り越えて、「決まった事を決まったように実行するコンサルティング」が完成すれば、それはかなり高生産性のコンサルタントといえるでしょう。
こういうことをしたくて、組織改革・人事活性化の研修やコンサルティングが世には多いのでしょう。
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