2025.12.20 社福の生成AIプロジェクトで簡単デザインマニュアル作成
先日、顧問先の社会福祉法人で立ち上げている「生成AIプロジェクト」の4回目が終わりました。
この「生成AIプロジェクト」は生成AIの基礎知識から、業務効率化や品質向上のプロンプト技術や生成物を出してもらう事を目的にしています。
5回シリーズ(4時間/回)で行っています。この概要は
1回目…生成AIの基礎知識(ChatGPT設定から生成AI利用の注意、プロンプトの書き方と生成経験)
2回目…生成AIを使う(法人専用GPTでいろいろなプロンプトと生成経験。業務標準化が必要な項目のリストアップ)
3回目…生成AIで業務マニュアル作成とカスタムChat(myGpts)の設計理解(各部門の業務別に標準化が必要な作業手順書ををAIで作成。自前で生成AIを設計できるノウハウを学習)
4回目…GeminiとNotebookLMでビジュアル生成(手順書や文書を一発で視認性の高いインフォグラフィックやスライドにする技術修得とトラン&エラー)
5回目予定…これまでの生成AIでの生成物の報告と今後の生成AI活用予定の共有(複雑なプロンプト技術、現場の課題別に生成AIの活用ノウハウの共有)
今回はその4回目で「GeminiとNotebookLMを使ってインフォグラフィックとスライド(パワーポイント)作成」を徹底的に学習しました。
1,NotebookLMでインフォグラフィックの生成
NotebookLMはGoogleの生成AIなので、まだGoogleアカウントを持っていない参加者にはアカウントを作ってもらいます。
そしてNotebookLMを立ち上げ、機能の説明をしました。

このサイトに何科の長文や作業手順書を読み込ませます。
ここでは事例として、ある鉄工所の溶接作業手順書を読み込ませる動作を見せました。
これのもっと具体的な生成物を各部門は出してきています。

このデータを入れて、インフォグラフィックのボタンを押すと、下記に1枚ものが生成されます。

文書だけのものに比べ、ビジュアルになっているので説明もしやすく、現場で大きく掲示する事もできます。
各部門には多くの作業手順書のデータがPC内にありますが、それをイチイチ見てないし、上司が説明もできない事が多々あります。
だったら、こういう1枚ものの大判を作成すると説明がしやすくなります。
これは業務手順書だったが、それ以外の長文もこういう図柄化が即可能です。
ただ、何も指定しないと下記のようなイメージ図になってしまうので、条件指定は必要です。
2,Geminiでスライド(PowerPoint)作成
次に長文や文書を簡単にPowerPointのスライドにする手法を学習しました。
ChatGPTがなかなかPowerPointが下手なので、ここではGeminiの無料版を使ってもらいます。
先ず練習事例として私の下記のブログをGeminiのcanvas指定、思考モードで読み込ませます。

スライドの指定をします。すると下記のようなスライド案が生成されます。

これはGoogleスライドにエクスポートします。
更に保存する際にPowerPoint指定をすれば出来上がり。
NotebookLMのスライドはそのまま使えそうなビジュアルなのがいいですね。
参加者も各自が用意した長文やマニュアルをこのスライド作成にしてもらいました。
インフォグラフィックもスライドも「へー、すごい」「PowerPointを作る時間が相当減る」「マニュアル説明が楽になる」と皆驚いてました。
3,遊びでNotebookLMの解説動画を作成
参加者の保育園理事から保護者に毎回説明している
●重要事項説明書の説明
●登園時の準備物
●入園に伴う注意ポイント
等、今は各保育士がイチイチ説明しているので、それを動画で解説したいという要望が出ました。
この他にも総務から「新人が入った時の就業規則や諸ルールの説明」もイチイチ時間が取られるので、動画解説できたらと。
そこでここでのNotebookLMの右上にある「動画解説」機能を使ってみました。

必要なデータを読み込ませると自動でスライドを作成し、男性の声でその概要を10分位で説明してくれます。
ここではインフルエンザ予防の家族での対応を動画解説させました。

言葉遣いや内容もかなり細かい指示ができるので、結構使えます。
無料版だからある段階で制限がかかるけ度、ここまで使えると分かれば有料版を使う事をおススメします。







