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「上司の仕事」と「部下に任せる仕事」を混同させない!①

上司が汗水垂らして一生懸命に働く、これは確かに美徳ですし、率先垂範の基本です。

ただ、上司が現場作業にばかり追われて、本来の上司としての仕事をしないと、組織は壊滅的になることが多いのです。

元来上司の仕事とは何でしょうか?

管理職と言うのは何をする人の事を言うのでしょうか?

一般職員より技能が高い程度で、管理職とは言いません。

管理職は部下の仕事の配分や、状況を管理し、適切な手を打つことが仕事です。

なのに、現場実務であくせく働いても、実は誰も評価しないのです。

むしろ、部下にとってはご迷惑な状況になります。

上司は部下に「仕事を任せること」が必要です。

ただし、「仕事を振る」とは違うことを認識しましょう。

 

仕事を任せる」と「仕事を振る」はどう違うのでしょうか?

「仕事を振る」とは、作業を振るという意味で、そこには部下育成の思想が含まれていません。

「仕事を振ってばかり」いると、「振られた部下」は仕事の意義や目的を理解しないまま、被害者意識になったり、面倒臭がったりして、ただ流してしまいます。

結果本人の為にもなりません。

「仕事を任せる」には、部下を育成するという意思が入ります。

当然、任せ方が大事な訳です。

しかし、そうは言っても「任せられない」上司側の理由もあります。

(1)自分がやったほうが手っ取り早い

(2)部下に振ると「それはできません」と断れる

(3)部下に任せると納期や期限に間に合わない

(4)任せて業績が落ちるのが怖い

(5)部下に任せると抜けが多い(二度手間になるから)

(6)この仕事を任せると、自分の存在価値が減ってしまう (7)現場の実務が好きだ(マネジメントは嫌いだ)

(8)出来の悪い部下ばかりで、任せたくても任せられない

でも結局、「任せる」ことをしないと、部下を育てられないので、上司はいつまでも、眼の前の作業に追われることになります。

 

最近は、「任せられずに潰れる上司」も出ています。

潰れるとは、メンタル面で病気になったり、ヤル気がなくなることです。

どんな上司が任せられずに苦しんでいるのでしょうか?

(1)「任せ下手」に共通しているのは、「自分でなければできない」と思い込んでいる。

(2)責任を取らねばならないのは管理者である自分だから、最後まで自分が行うという変な生真面目さ

(3)「任せて、チェックして、指導する」と言う人材育成思想が、結果的に欠落している。

(4)イチイチ教えたり、細かくチェックする事が苦手だと思っている。

(5)任せ切らないばかりに、

  ●「実務的な作業の仕事はどんどん増え」

  ●「創造的な仕事ができず」

  ●「部下も育たない」

  ●「自分ばからバタバタして、チームワーク管理ができない」

  ●「経営者から、管理能力がないと評価される」    

と言う悪循環に陥る

(6)「資質のない部下ばかり」と思い込んでいる管理職は、結果的にストレスで潰れていく。

プレイングマネージャーである管理者には、多かれ少なかれこんな思いはあるはずです。

 

だから、どう「任せる」かが重要なのです。

では、「任せる」為の基本姿勢は考え方を何点か整理しましょう。

(1) 少しくらい背伸びしている位の業務を承知で任せる 急にレベルの高い仕事を任せると部下は潰れやすい。また能力以下の仕事をいつまでもさせても、マンネリになってしまう。

(2) 何を任せるべきか、力量を見究める(苦手意識の業務の把握しておく) 部下を一律で能力判断しないこと。個人別に移譲すべき業務のレベルは違いので、何が得意で、何が苦手かを把握する。

(3) 明確に「お前に任せる」と相手に伝える・見せる(一緒に業務整理をする) しっかり、言葉で伝え、業務の文書で一緒に整理しながら、頭に叩き込み事が大事

(4) 途中でヤキモキしても、部下にトコトンまで任せた仕事をさせる

(5) 途中での口出しは緊急以外耐える せっかく部下にさせているのなら、緊急や取り返しのつかない事態が予想される状況でない限り、させてみる。

(6) 中間チェック・定期的コミュニケーションを怠らない(思い付きの催促ではなく、事前のスケジュール化) 一番いけないのが、「させっぱなし」である。チェックをスケジュール化し、任せたからと放置しないこと。

(7) 仕事の進捗状況の「見える化」「自動報告化」など事前に仕組みを作る 部下の報告を待つのではなく、任せた仕事の進捗状況が分かるルールを決める。ホワイトボードやパソコンでも可。

(8)「部下は先ず失敗するものだ」と割り切る(最初からパーフェクトを求めるから任せられない  自分が若手だったころを思い出そう、失敗して反省することで人は育つもの。

(9) 自分と同じやり方、方法をコピーした部下を作ろうとしない(部下の個性を尊重する) 自分のやり方を強制すれば、部下は上司に依存し、考えなくなる。そうすると学びがないので、育成にはならない。

任せ方については、もう少し考察したいと思います。

 

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