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今、取締役に求められている能力は、「新戦略」を立案する事です。
しかし、「新戦略なんて、そんなにできない」と思っている方は、「戦略を導き出せるメソッドを知らない」だけです。
SWOT分析スキルがあれば、外部環境と社内の内部要因のバランスの良い戦略分析で、「独自の経営戦略策定」や「新規事業の是非」「新商品開発のコンセプトづくり」そして、「事業の縮小撤退戦略」まで、立案可能です。
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2018年3月24日(土)に、東京で私が全編講義する『SWOT分析スキル検定 初級講座』を開催します。
私(嶋田)が直接専用に収録した 事前に配信する「SWOT分析スキルのオンライン教材」45講義460分の講義 を提供後、3月24日(土)に、終日研修でスキルアップの理論学習とロープレ、SWOT分析体感を行います。
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「高給取りのうちの役員って、いったい何をしているんですかね?」
こんな中堅幹部の不満がどこでも聞かれます。
役員(取締役)の仕事って、部下には見えにくいものです。
しかし、組織も部下も役員に対して、明確な行動、戦略的な動きを求めています。
これに答えられない役員は機能不全だと言えます。
特に、部課長時代まで優秀だった幹部が取締役になった途端に、「最近、かすんでいるね」と言われる事があります。
それは、「自身の仕事」が見えていないからです。
直接的な行動は社員が行うし、その管理やマネジメントは、部課長が行います。
では、取締役って何をすればいいんでしょうか?
大企業の役員のようなものではなく、中小企業の実態に合った考え方です。
1、社員側でもなく、社長側でもなく、法人側に立つポジション
① 法人の使命、方針、業績を考えると、何が今必要かをベースに考える習慣を持つ
② 社員側の考えに偏る場合は、自身がまだサラリーマン意識だからである
③ 社長の方針をそのまま、社員に伝えるだけでは、役員の 存在意義が薄くなる。それをいかに落とし込んだ表現にして、誤解をなくすかが役員の仕事
④ 会社の問題をすぐ「組織論」のせいにせず、何が不足して いるか冷静に分析する(中小零細企業では、組織を多少 変えても結果は大きく変わらない場合が多い)
2、ただ、現場で一生懸命に働くだけではダメ
① 社員以上に一生懸命に現場で働き、社員の模範になることは大事 だが、一人で汗水流す事は決していいことではない
② 役員は現場実務をしながらも、自分は取締役であるという意識を持ち、常に原理原則・経営理念・方針に立ち返った判断をする(目の前の利益や楽に走らない)
③ 業績、利益との兼ね合い、起こっている問題の本質など、社長の立場で自分なりに判断し、経営者と意見調整を行う
3、社員以上に現場・顧客重視の姿勢
① 何かあれば、いの一番に現場や客先に出向き、自分の眼で判断する (幹部任せにしない)
② 現地・現場・現品の3現主義が基本
③ 顧客のニーズや真意を聞き出すのは役員の仕事
④ 現場で働く従業員の労いを忘れず、常にアドバイスや提案を行う
4、判断に合理性のある根拠を示す事
① 取締役ともあろうものが、具体的な根拠を持たず、感覚論でいう対策は、皆からバ カにされる
② 問題点の原因追究もロジカルに行う(Whyロジック、How ロジックでいつも考える)
③ 現実とギャップがある改善の対策が実行されるまでの、段 取りやプロセス(過程)を明示する
④ 新たなビジネスプランの合理性が分かる資料を用意する
5、明確なビジョンを持ち、話す事
① 現状の忙しさに埋没せず、ネクストの時代の戦略・ビジネスプランを作成する
② ビジネスプランは抽象的なものではなく、その実現の可能性が他人からも分かるものである事
③ 自分が責任者となって、そのビジネスプランを確実に進捗させている事
④ それを、いつも社員に語る事
6、新たな戦略を是が非でも軌道に乗せる事
① 自身の決意を見せ、社員からの信頼を集める為にも、時間が掛っても必ず具現化する事
② 「あれは、A常務が基盤を作った」と後年言われる実績を残す
③ 新商材、新顧客で、結果を出す
④ 組織改革や制度づくりばかりに現を抜かすと、いつまでも結果が出ない
7、汚れ事処理こそ、役員の仕事
①交渉が難しい相手からのクレーム処理、未収金回収の先頭に立つ
②コンプライアンス違反の処理、社内トラブルの処理は、担当部門長任せにせず、全面に出る
これらの事を、実際に業務に反映してこそ、「尊敬される役員」になっていくのです。