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社長の頭を整理すると、喜ばれる

中小零細企業では様々な問題が起こり、経営資源が豊富ではない為、問題への着手が出来なかったり、また次から次と問題が発生する為、手をつけようとしても忘れる事もしばしばです。

その結果、放置されている問題が悪化したり、手を打たなかったが故の機会損失を招くことも出てきます。

コンサルタントや会計事務所職員は定期的にクライアント・顧問先を訪れ、経営者と面談する時、そういう今、経営者が抱えている課題や問題について、どこまで把握しているでしょうか?

ある意味、毎月訪問している場合は、次に訪問するのが翌月なので、職員も忘れているかもしれません。

しかしそれでは、顧問先経営者のパートナーとしての事務所の機能は発揮されているとは言いがたいです。

先ず、コンサルタントや職員が把握すべき顧問先の課題は時系列に分けて3種類あります。

第1が、今目の前にある課題・放置が許されない問題です。

下記の問題がそれに該当します。

① 今期の業績に悪影響する問題点。

② 今、手を打たなければ即大変な問題になる事項。

③ クレーム、トラブル、事故の可能性のある問題点。

④ 経営者から指示事項 または自部門で早期に改善したい課題。

⑤ 外部【顧客、業者】からの提案事項、指摘事項の問題点。

 

第2が、『今は問題が隠れていても、そのまま放置していては後々大事に至る事』です

①ノックアウトパンチではなく、ボディーブローのようにじわじわ効いてくる課題。

②例えば、利益を度外視した受注は、当面の会社の売上や資金繰りには貢献できるが、利益がないので、その内、融資も受けられず資金が回らなくなり、破局を迎える事。

③「ゆで蛙現象」「三つ子の魂百までも」に該当する課題

④小さな悪い習慣を放置していると、その内、大きな取り返しのつかない事故を招く事。

⑤「社員の不平不満」「現場の疲弊」「顧客ニーズの小さな変化」「業者の潜在的な不平」の放置は、中期的には業績悪化要因となる。

 

第3が、『将来環境が変われば、大きなリスクになる』事です。

①今の経営環境では問題なくやっているが、市場環境の変化、行政の方針転換、競合状況の変化で、今のビジネスモデルが通用しなくなった場合の対処。

②少子高齢化、国際競争の激化、原料価格の大幅値上げ、経済状況の変化、消費税率アップ、規制強化、規制緩和、国家財政の圧迫による支出削減、需要減退等々の外部要因によるリスク。

 

多くの顧問先の経営者は、第1の課題に終始する事でしょう。

しかしそれでは、計画的経営は出来ません。

ですから、コンサルタントや会計事務所の職員が定期的にチェックして、「中期的な課題、年内中に解決する課題」への気付きを与えなければならないのです。

その時、どういうように『問題把握』をすべきかと言う事です。

 

経営者の課題を「見える化」

経営者も頭がこんがらがって、どこからどう課題に着手すべきかが見えてないケースが多いのですから、『問題の見える化』をしてあげる事です。

経営者から聞き取りしながら、『問題の見える化』を進める時に、整理しやすいスキルが「ロジックツリー」と言う問題解決手法です。

このロジックツリーには、「Whyのロジックツリー」と「Howのロジックツリー」があります。

「Whyのロジックツリー」とは、いわゆる「何故?を繰り返す」事です。

 

ロジックツリーとは、論理的に『何故?』をドンドン落とし込んでいくやり方ですから、原因が具体的になって行きます。

具体的な原因と課題が見えれば、着手方法も絞れてくる訳です。

我々中小零細企業の悪い癖に「直ぐ、解決策を考える」と言う事があります。

即ち、原因分析が不十分で、表面的な解決策ばかりを議論する事から、同種の問題が再発しやすいのです。

論理的に何故を徹底掘り下げすれば、「過ちの現実の要因」が見えてきて、原因の相応しい解決策で効果が出やすくなります。

「Whyロジックツリー」の後に、「Howロジックツリー」で、「どうしたらできる?」を掘り下げていきます。 {Howロジックツリー}は、多くの方も知っているように、ホワイトボードやA3に書きながら、ドンドン具体的に落としこんでいきます。

3~4段階位の落とし込んだ具体策に優先順位をつければ、「課題と対策の優先順位」がある程度ハッキリしてくるのです。

キレイなロジックツリーにならなくても結構なので、経営者と一緒にこの作業をする事で、経営者の海内解決の大きな支援が出来る事だと思います。

 

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